外壁塗装において人気の高い色の1つに、「クリーム色」が挙げられます。

しかし、なぜクリーム色が人気なのか疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、クリーム色の外壁のメリットと汚れを目立ちにくくする方法についてご紹介します。

□クリーム色の外壁がおすすめな理由とは?

クリーム色は、白に近いため明るい印象を与えられますが、黄みがかっていることで、主張をしすぎることなく、暖かみのある落ち着いた印象も加えられます。
また、汚れや経年劣化によって起こる色褪せが目立ちにくいという特徴があります。
外壁は常に自然の影響を受けており、砂埃や排気ガス、コケ、カビなどのさまざまな汚れが付きます。

白であれば、排気ガスやカビのような黒っぽい色が、黒であれば、砂埃や花粉のような白っぽい色が目立ちます。
クリーム色は白色がベースであっても黄みが加わっていることで、白っぽい汚れも黒っぽい汚れも目立ちにくいのです。

さらに、濃い色に比べて経年劣化による色褪せが目立ちにくいです。
そのため、見た目の維持のためのメンテナンス回数を減らせます。

加えて、さまざまな色と相性が良いため、ツートンカラーやアクセントカラーで個性を出せるうえに、周囲の景観に溶け込み、悪目立ちしにくいです。

□クリーム色の外壁でも汚れを目立ちにくくするには?

*雨筋を防ごう

明るい外壁塗装にすると、汚れが雨によって外壁をつたって流れたときの跡が、黒い雨筋となって目立ってしまいます。
この雨筋があると見た目が悪くなります。
そのため、雨水が外壁を通らずに流れるようにする道具を使って雨筋を防ぎましょう。

*セルフクリーニング機能のついた塗料を使おう

セルフクリーニング機能のついた塗料には、低汚染塗料、光触媒塗料、ナノテク塗料などがあります。

低汚染塗料は、親水性といわれる水と馴染みやすい性能をもっています。
雨水と一緒に汚れが流れるため、綺麗な状態を保ちやすいです。

光触媒塗料は、紫外線が当たることで汚れを浮き上がらせる性能があります。
この塗料は、あまり扱われていないため、高額な可能性もあるので注意しましょう。

ナノテク塗料は、ナノレベルの超微粒子が汚れを防ぐ性能があります。
汚れを防ぎ、雨水と一緒に汚れも流してくれます。

□まとめ

クリーム色は、落ち着いた暖かみのある色合いから人気であると同時に、汚れが目立ちにくく、経年による色褪せが目立ちにくいというメリットもあります。
汚れにくい工夫を施して、クリーム色の外壁を楽しみましょう。