夏に近づくにつれて暑さが気になるものです。
シックな雰囲気やモノトーンが好みで外壁を黒にしたものの、黒が暑さを吸収しているのではないかと気になっている方もいるかもしれません。
今回は、黒い外壁が室内温度に与える影響と、室内温度の上昇を抑える方法をご紹介します。

□黒い外壁の室内は暑い？

黒は熱を吸収しやすい色であるため、外壁が黒いと室内が熱くなる可能性があります。
断熱材を入れることで、たとえ外壁が黒であったとしても熱の吸収を抑えられます。

そのため、家の外壁を黒にしたい場合は室内の暑さを緩和するための断熱材を入れることをおすすめします。
しかし、夏場は熱くなりやすく、外壁に触れた際にやけどをしてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
特に、子どもやペットがいる方は、より一層注意しなければいけません。

□室内温度の上昇を抑えるためには？

室内の温度の上昇を抑える方法として、熱の吸収を防ぐ塗料を使用することをおすすめします。
熱の吸収を防ぐ塗料を使用することで、室内での体感温度を1度から3度ほど下げられます。

熱の吸収を防ぐ塗料の1つに遮熱塗料があります。
遮熱塗料は太陽の紫外線を反射させることで、建物全体が受ける熱の影響を軽減させます。

遮熱塗料を使ったとしても外壁が黒である以上熱の吸収率は高いです。

しかし、遮熱塗料は他の一般的な塗料に比べると、紫外線の反射効果があるため室内の温度上昇を防げるのです。
夏場に室内が熱くなりすぎて困っているという方におすすめの塗料です。

また、先ほども少しご紹介したように、断熱材を使うのも室内の温度上昇を防ぐ方法の1つです。
断熱材は太陽の熱を塗膜の中にため込みます。
そうすることで、室内に熱が入ることを遮断する効果があります。

いったんため込んだ熱が抜けるには少々時間がかかりますが、冬場は熱が逃げにくいというメリットがあるので、夏と冬の条件を家にあてはめた場合、断熱の方が条件が良さそうであれば、使用することをおすすめします。

さらに、同じ黒でも塗料を選ぶ際に黒よりのグレーを選ぶことで、熱の吸収を抑えられます。

□まとめ

今回は、黒い外壁に着目し、黒い外壁が室内温度に与える影響と室内温度の上昇を抑える方法をご紹介しました。
黒は熱を吸収しやすい色であるため、室内の温度に影響します。
特に、夏場は注意が必要です。

その際に、熱の吸収を抑え、室内を快適に保つ方法として、遮熱材や断熱材を使用することをおすすめします。

また、塗料を選ぶ際は、黒よりもグレーよりの塗料を使用することで少しでも熱の吸収を抑えられます。
暑さが気になる方は一度試してみてくださいね。