外壁を和風に仕上げたいけれど、どのような外壁材や色が似合うか分からないという方も多いと思います。
そこで今回は、和風住宅で使用されている外壁材の種類とともに、和風の家と相性が良い外壁色について紹介します。

□和風の住宅に仕上がる外壁材は?

和風住宅で使用される外壁材として多いのが、モルタルと漆喰です。
モルタルは砂とセメント、水を混ぜ合わせた外壁材で、1980年代までの和風住宅に多く取り入れられていました。

モルタルの外壁は、職人が直接コテを使って塗るのが特徴で、仕上げ方や塗る職人によって印象が異なります。
モルタルを用いることのメリットは、外壁に継ぎ目の跡ができないことです。
洋風住宅でも用いられることが多いサイディングとは異なり、継ぎ目がなくきれいに仕上がります。

もう1つの外壁材である漆喰は、古民家や城に用いられることが多いです。
漆喰は、二酸化炭素を吸収し強度を高めるという効果があり、防水性・防火性に優れています。
また、漆喰は外壁塗装や塗り替えをすることにより、きれいな仕上がりに戻るというメリットがあります。

モルタルも漆喰も自然素材の外壁材で和風住宅の外壁に使用されていることが多いです。

□和風の住宅におすすめな外壁の色は?

和風住宅に合う外壁材の色は、色の鮮やかさをあらわす彩度が低くて落ち着いている色です。
彩度が高くなるにつれて派手で目立つ色になるため、再度が高い色は和風住宅には向いていないかもしれません。

一方で、ホワイトやブラック、グレーは彩度が0であるため、外壁材として用いることで落ち着いて味のある雰囲気を出せます。

また、色は日本の伝統の色である和色から選ぶことをおすすめします。
和色は、古くから草木や花をはじめとする繊細な色彩に名前がついたものです。

例えば、桜色や若葉色があげられます。
和色は400色以上もあり種類も豊富なので、家の雰囲気にぴったりな色合いを見つけやすいです。
また、和色は全体的に落ち着いた色合いのものが多いため、和色から選ぶことで少し色が明るいとしても建物全体の雰囲気を壊すことなくきれいに仕上げられます。

□まとめ

今回は和風住宅の外壁にぴったりな外壁材と色味についてご紹介しました。
和風住宅の外壁材として利用されることが多いモルタルと漆喰は、どちらも自然素材のものでメリットも多いです。
好みや生かしたい効果に合わせて、どちらを選択するのか決めると良いでしょう。

また、色味は和色の中から選ぶことで建物全体に落ち着いた印象を与えられるので、外壁を和風にしたい方は、和色を選ぶのがおすすめです。