外壁は住宅の外観に大きく関わります。
できればおしゃれな外観にしたいと考える方がほとんどでしょう。

しかし、外壁をおしゃれにしたいと考えて調べてみても、どの外壁材が良いのかわからないという方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は、美しい見た目が特徴のモルタル外壁についてご紹介します。

□そもそもモルタルってどんな外壁?

モルタルとはセメント、砂、水を原料としてつくられています。
モルタルは耐火性と防火性の観点において優れているため、火事が起こりやすい木造建築と相性が良いとされています。

近年の外壁の主流は、施工費用や工期の点において優れているサイディングですが、モルタルにも多くのメリットがあります。

まず、モルタルのメリットとして挙げられるのはデザインの自由度です。
モルタルは施工時に直接壁に塗っていくため、継ぎ目がなく美しい見た目になります。

また、施工方法や原料の砂、繊維の組み合わせで、仕上がりのパターンが変わります。
特に、職人がコテを使って仕上げていくモルタルは左官仕上げと呼ばれていて、様々な美しいデザインが実現できます。

その他のメリットとしては、遮熱性が高いことが挙げられます。
金属を用いた外壁は、熱伝導率が高いため、外気の影響や太陽光の影響を受けやすくなっています。
その点でモルタルは、熱伝導率が低いため遮熱性が高い外壁と言えます。
遮熱性が高いと夏場の冷房の効率や、冬場の暖房の効率が上がるため、省エネにも役立ちます。

一方で、モルタルのデメリットとして、ひび割れしやすいことが挙げられます。
モルタルは水分に弱いので、乾燥と湿潤を何度も繰り返していると、ひび割れが起きやすいです。
このひび割れを放置していると、雨水が建物の内部に入り込んで建物全体の劣化が進んでしまうので、早めの対処が必要です。

□モルタル外壁の寿命はどれくらい?

モルタル外壁の寿命は外壁通気工法で工事されているかで変わります。
外気通気工法の判断ですが、土台水切りと外壁の隙間を見ることで判断できます。
隙間がある場合には外気通気工法が採用されていると判断できます。

外壁通気工法で工事されている場合には、寿命は約40~50年です。

しかし、外壁通気工法で工事されていない場合には、寿命は約30~40年と、10年ほど違いがあります。

□まとめ

今回は、モルタル外壁についてメリット・デメリット、そして寿命についてご紹介しました。
モルタル外壁はデザイン性と遮熱性が高いというメリットがある一方で、ひび割れしやすいというデメリットがありました。
今回ご紹介した内容で、モルタル外壁について興味を持ったという方は、ぜひ当社にご相談ください。