洋風と和風が調和した和モダンな住宅は、日本の伝統的な美しさと欧米の機能的なスタイリッシュさから人気となっています。
日本の家屋と、欧米の家屋の良いとこ取りをした和モダンは現代の日本に適したスタイルであると言えます。
そこで今回は、和モダンな外壁にするためのポイントやおすすめの色をご紹介します。
□和モダンな外壁にするためのポイント
*和の割合を決める
和モダンという言葉には幅広いイメージがあるかと思います。
そのため、どのくらい和の要素を取り入れたいのかを明確にしておくと設計を考えやすくなります。
具体的には、和のテイストを2割程度にすれば、さりげなく取り込めますし、和を基調としてスタイリッシュにしたいのであれば、8割程度が和のテイストになるかと思います。
このように、和の割合を決めておくことで完成図もイメージしやすくなり、外壁も決めやすくなるでしょう。
*ツヤ消し塗料を選ぶ
外壁塗装の塗料には、ツヤ有りのものとツヤ無しのものがあります。
ツヤ有りの塗料は光沢があるため、明るい雰囲気になります。
和モダンはどちらかというと落ち着いた印象であることが多いので、ツヤ消しの塗料の方が合っているでしょう。
しかし、ツヤ消しの場合には、紫外線を吸収しやすいため劣化しやすい、汚れが付きやすい、商品のバリエーションが少ないというデメリットもあります。
*木目を使う
和風の家といえば木造というイメージを多くの人が持っているのではないでしょうか。
そのため、外観に木目調が含まれていると和の雰囲気になります。
外壁のどこかに木目調のものがあるならば、その部分を活かして和モダンを目指すのがおすすめです。
塗装の際に、色で塗りつぶしてしまうのではなく、クリア塗装をすることによって活かせます。
□和モダンな外壁におすすめな色
和モダンな外壁には日本の伝統的な彩度が低く、くすみのある色が適しています。
具体的には以下の色があります。
・薄青(うすあお):黄みの淡い浅緑色
・鳥の子色(とりのこいろ):赤みがかった淡い黄色
・丁子茶色(ちょうじちゃいろ):赤茶色がかったベージュ
・桔梗鼠色(ききょうねず):やや灰色い薄紫系の色
・涅色(くりいろ):茶色がかった黒色
□まとめ
今回は、和モダンな外壁にするためのポイントとおすすめの色についてご紹介しました。
和モダンな外壁にするためには、和の割合を決めること、ツヤ消し塗料を選ぶこと、木目調を使うことがポイントです。
今回ご紹介した内容を参考にして、ぜひスタイリッシュな和モダンな家にしていただければ幸いです。