防犯カメラや照明器具、エアコンなどが必要な場所に後から気づくこともあるでしょう。
そうなると、設置するための穴が必要になります。
そこで今回は、自分で外壁に穴あけをすることのリスクや依頼した場合の費用相場をご紹介します。
□自分で外壁に穴あけしても大丈夫?
結論から申し上げますと、自分で外壁に穴を開けるのはできるだけ避けた方が良いでしょう。
特に、エアコンを配管するための中規模の穴や換気扇・窓を増設する際に、大きな穴を自己判断で開けてしまうと家の寿命に影響する可能性があります。
まず、壁の中には柱とその補強材である筋交いが入っています。
これは、住宅を守るために重要なパーツです。
配管のために穴を開けるとき、誤ってこの構造体にまで穴を開けてしまうと住宅の耐久性を下げてしまう可能性があります。
そのような事態を避けるためには、設計図の知識と豊富な経験を持つ人が慎重に工事をする必要があります。
また、換気扇や窓のような大きな穴を開けるときには、防水性にも注意を払いましょう。
本来、外壁は内側に防水シートを張ることで雨が住宅の内部まで浸入することを防いでいます。
そのため、換気扇規模の穴を開けるとなると、開口部周囲の防水シートと外壁を防水テープを使用してしっかり密着させる必要があります。
この作業が行われていなかったり、雑になっていたりすると、開口部の隙間から雨水が浸入するようになり雨漏りを引き起こすでしょう。
防犯カメラや照明器具などを取り付けるための小さな穴程度なら大丈夫と思われる方も多いですが、穴を開けるための電動ドリルは、普段使い慣れていないと力加減が分からないでしょう。
誤って深い穴を開けてしまうと、外壁材が割れる可能性があります。
そのため、小さな穴でも自己判断で開けるのは避けておくのが賢明です。
□穴あけや穴塞ぎを依頼したときの相場をご紹介!
専門の業者に依頼して穴を開ける場合、大きさによって費用相場が異なります。
エアコンの配管用の穴は、1箇所あたりおおよそ5千円から2万円ほどです。
換気扇用の穴は、1箇所あたりおおよそ2万円から3万円程度でできるでしょう。
また、開けた穴を塞ぎたい場合には小さい穴だと1箇所あたり約3千円以上、大きい穴になると5万円以上の費用が必要になります。
□まとめ
今回は、外壁にご自身で穴を開けるときのリスクと依頼した場合の費用相場をご紹介しました。
自分で穴を開けようとして失敗すると、高額の修復費用がかかる可能性があります。
また、塞ぎたくなった場合にもサイズや数によってある程度の費用が必要です。
そのため、本当に必要な穴かどうか慎重に検討しましょう。