CORPORATE WORK
企業向け施工例

【20℃温度減少実現!!】千葉市の工場様での屋根遮熱塗装施工事例

真夏日の工場内作業環境を劇的に改善した、竹山美装の屋根遮熱塗装施工事例です。現場特性を踏まえた最適工法で、温度低減だけでなく、作業効率向上にも貢献しました。
【施工費:600,000円】
屋根遮熱塗装

ご依頼内容
対応施工

■地域
千葉県千葉市

■工事種別
屋根遮熱塗装工事

■工期
約2日間
(1日目:高圧洗浄+下地調整、2日目:遮熱塗装仕上げ+乾燥確認)

■ご要望/お悩み
お客様の工場は「シャッターを開けた状態で作業せざるを得ない」構造で、冷房の効きが極端に悪い環境でした。そのため、スポットクーラーを複数台稼働させても、熱気がこもり作業スタッフが長時間の作業に耐えられないほどの暑さに悩まれていました。ただなんだか風の通りが悪いせいか暑さがこもってとにかく暑いとのこと。工場内部の風通りが悪いことも相まって「とにかく暑くて作業効率が落ちてしまう」という切実なご相談でした。

■工事内容
屋根面積は約200㎡。勾配が緩く昇降も安全に行えるため、屋根へのアプローチは梯子で対応。周辺に飛散リスクとなる設備や車両もなかったことから、足場および飛散防止ネットは不要と判断しました。遮熱性能の高い専用塗料を使用し、屋根全体の表面温度を効率的に低減する施工内容となっています。

施工担当者のコメント

 

今回の工場様は、現地調査の段階から屋根の熱だまりが顕著で、真夏日には屋根表面温度が60℃を優に超え、屋根裏の鉄骨や天井材まで熱が伝わっている状態でした。サーモグラフィで可視化してみると、屋根一面が真っ赤に染まり、冷房やスポットクーラーの効きが悪い原因が「機械の性能」ではなく「建物側の熱環境」にあることがはっきりと見て取れました。そこで私たちは、ただ白っぽい塗料を塗るのではなく、日射反射率・放射率・耐久性のバランスに優れた遮熱専用塗料を複数比較検討し、工場の稼働状況や立地条件も踏まえたうえで最適なグレードを選定しました。塗装工程では、高圧洗浄で既存の汚れや劣化塗膜をしっかり除去し、密着性を高める下塗りを入れてから、所定の膜厚が出るように中塗り・上塗りを丁寧に重ねることで、遮熱性能が長期的に発揮されるよう施工精度にもこだわっています。また、工場の操業への影響を最小限に抑えるため、作業時間帯や動線、安全対策を事前に打ち合わせし、現場の方々が普段通り仕事をしやすいよう段取りを組みました。施工後に再度サーモグラフィで温度測定を行ったところ、屋根表面温度は約20℃、屋根裏温度は約16℃も低下しており、数値としても十分な効果が確認できましたが、それ以上に「現場にいると体が全然ラク」「空調の効き方がまるで違う」と作業者の方から直接お声をいただけたことが、職人として何より嬉しい瞬間でした。遮熱塗装は見た目をきれいにするだけの工事ではなく、現場で働く方々の安全性や快適性、生産性の向上にもつながる工事ですので、今回のようにしっかりと効果を実感いただける結果を出せたことは、竹山美装としても大きな手応えになりました。

お客様の声

 

「施工後は、今までの暑さのこもりがなくなった!!」 「スポットクーラーの効きが格段に良くなり、作業しているスタッフも大変喜んでいます!」と満足のお声をいただきました。暑さによる負荷が軽減し、作業効率にも良い影響が出ているとのことで、チーム一同嬉しく思います。

施工前(屋根表面)

施工前(屋根表面) 【20℃温度減少実現!!】千葉市の工場様での屋根遮熱塗装施工事例

施工前(屋根裏面)

施工前(屋根裏面) 【20℃温度減少実現!!】千葉市の工場様での屋根遮熱塗装施工事例

当日は気温33度の真夏日で、屋根は日射をまともに受け続けている状態でした。現場に立つだけで熱気が押し寄せ、屋根材の表面に手を近づけると強烈な熱が伝わってくるほどでした。測定すると、屋根表面は60〜63℃に達し、金属が焼けるように熱を溜め込んでおり、素足で乗れば数秒で火傷するレベルの危険な温度でした。熱は屋根裏側にも確実に伝わっており、鉄骨の梁や天井材まで高温化し、裏面温度も約56℃を記録しています。内部空間に立っているだけで、頭上から降りてくる熱気がまとわりつくような息苦しさがあり、たとえスポットクーラーを稼働させても冷気がすぐにかき消されてしまうほど、建物全体が“巨大なヒートプレート”のような状態に陥っていました。この温度環境では、冷房設備の効率低下だけでなく、作業者の体力消耗や集中力の低下、作業効率の悪化にも直結してしまい、長時間の作業には大きな負担が生じていました。屋根材の劣化も熱の蓄積を助長しており、表面の色褪せや錆の進行によって反射性能が低下し、より多くの熱を吸収してしまう悪循環が生まれていたため、早急な対策が必要な状況でした。

施工後(屋根表面)

施工後(屋根表面) 【20℃温度減少実現!!】千葉市の工場様での屋根遮熱塗装施工事例

施工後(屋根裏面)

施工後(屋根裏面) 【20℃温度減少実現!!】千葉市の工場様での屋根遮熱塗装施工事例

遮熱塗装の施工後、施工前とほぼ同じ33度の真夏日の時間帯で温度検証を行ったところ、屋根全体の熱環境が明らかに変化していることが確認できました。まず屋根表面の温度は約40℃前後まで下がり、施工前の60〜63℃と比べて20℃以上の大幅な低減を実現しました。金属屋根特有の強烈な熱の吸収が抑えられたことで、近づいた際に感じる熱気そのものが穏やかになり、素手で触れても危険を感じないレベルにまで改善されています。遮熱塗料が効率よく太陽光を反射し、蓄熱自体を抑えることで、屋根全体が“熱をため込む構造”から“熱をはね返す構造”へと変わったことが体感としてもはっきり分かる状態でした。 さらに、屋根裏側にまで伝わっていた熱も大幅に抑制され、施工後の裏面温度は約40℃まで低下しました。施工前は約56℃まで上昇し、鉄骨や天井材が熱を帯びて工場内に熱気を放出していたため、空調の効きが著しく悪化していましたが、施工後はそれが大きく改善され、天井から降りてくる熱気がほとんど感じられないほど快適な環境に変化しています。裏面の温度低下が16℃という数値以上に、現場で作業する方々からは「空調の効き方がまるで違う」「頭上からの熱気がなくなり作業が本当にラクになった」との声があり、遮熱塗装がもたらした変化が日常の作業環境に直結していることが強く伝わる結果となりました。屋根表面・裏面ともに均一に温度が下がっていることから、塗膜の密着性や施工精度が高い状態で仕上がっていることが確認でき、遮熱効果が長期的に期待できる施工となりました。

工場の屋根遮熱塗装のコツ

 

工場の屋根に遮熱塗装を行う際には、単に高反射の塗料を塗ればよいというわけではなく、建物の構造、屋根材の状態、周辺環境、作業導線まで含めて総合的に計画することが重要です。まず最初のポイントは、現地調査で温度分布と劣化状況を正確に把握することです。屋根表面だけでなく屋根裏の鉄骨や天井材がどの程度熱を受けているかを確認することで、対策すべき箇所や必要な塗料グレードが見えてきます。また、劣化した塗膜や付着した汚れをそのままにしてしまうと、遮熱効果が本来の性能を発揮できなくなるため、高圧洗浄や下地調整を丁寧に行い、塗料がしっかり密着できる状態を整えることも非常に大切です。 次に重要なのは、使用する塗料の選定です。遮熱塗料には多くの種類がありますが、工場の屋根は日射量、稼働環境、屋根材の形状によって求められる性能が異なります。反射率が高くても耐久性が低ければ効果は数年で落ちてしまいますし、耐久性が高くても反射性能が低ければ温度低減は限定的です。そのため、反射率・放射率・耐候性のバランスを重視し、長期的に遮熱効果が維持できる塗料を選ぶことがポイントになります。 施工工程では、適切な膜厚を確保しながら塗り重ねることが遮熱性能を最大限に引き出す鍵になります。塗料は規定の膜厚を守らなければ十分な遮熱層が形成されず、逆に塗りすぎるとムラが出て効果が安定しません。特に折板屋根のように凹凸のある形状では、山と谷の部分に均一な厚みで塗布する技術が求められます。また、作業中は工場の稼働を妨げないよう、作業動線や安全確保、時間帯の調整など現場との連携も必要です。遮熱塗装は外観を整えるだけでなく、室内の温度環境や電気代、作業効率にも影響するため、単なる塗装工事ではなく「建物の性能改善工事」として計画することが成功のポイントです。これらを丁寧に行うことで、今回の事例のように表面温度が20℃以上、屋根裏温度が16℃低下するような高い効果を安定して実現できます。

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