建物の外壁は、さまざまな要因により劣化が進む可能性があります。
紫外線や気象条件、経年劣化などがその主な要因です。
外壁の劣化は見た目だけでなく、耐久性や住宅の保全にも影響を及ぼす重要な問題です。
この記事では外壁の劣化の主な原因と兆候、対策方法について解説します。
適切な知識を持ち、適時のケアを行うことで、建物の美観や耐久性を守る手助けとなれば幸いです。
□どんな外壁の劣化でも補修が必要?
*劣化の進行が初期の場合
外壁に以下のような症状が見られる場合、劣化の進行段階としては初期のため、ひとまず経過観察で様子を見るという対処でも問題ありません。
・汚れ
・幅0.3㎜未満のひび割れ
*ある程度劣化が進行している場合
ある程度劣化が進行している場合には何らかの補修が必要となります。
具体的には、外壁に以下のような劣化症状がある場合、ある程度劣化が進行している印です。
早々に補修を検討しましょう。
以下の症状を放置してしまうと住まいの寿命が短くなるリスクが生じます。
・カビ、藻、コケの発生
・色あせ
・著しいチョーキングの発生
・幅0.3ミリメートル以上のひび割れ
・塗膜の膨れ
・塗膜のはがれ
・サビの発生
・かけている箇所がある
□なぜ外壁は劣化するの?
1.紫外線や熱による影響
外部壁の塗装表面が太陽光の紫外線や高温に晒されると、塗膜は分解され、劣化が進行するおそれがあります。
特に南側の外壁は紫外線による劣化が早い傾向があり、北側と比較して早期に劣化が目立つことがあります。
塗料の色あせやチョーキング、コーキングの劣化などは紫外線の影響を受ける程度によって早まるので注意しましょう。
2.雨や風の影響
建物の外部壁は、常に雨や風にさらされることで損傷を受けやすくなります。
台風や強風によって雨が外壁に打ち付けられると、金属製の外壁(例:トタン)はサビの被害を受けることがあります。
また、サイディングやコンクリート、モルタルなどの外壁も、塗膜で保護されていても酸性の雨によって徐々に影響を受けることがあります。
3.経年劣化(耐用年数)の影響
建物や塗装には、経年劣化と呼ばれる劣化現象があります。
そして、建物が寿命を迎えると、劣化の兆候が必ず現れます。
外壁の耐用年数を超えると、ひび割れやチョーキング現象などの兆候が現れることがありますので、住まいを建ててから年数を経ている方は要注意です。
□まとめ
外壁の劣化症状ごとにメンテナンスの緊急性をご紹介しました。
自身で劣化症状がないかチェックしてみてください。
外壁の劣化を補修する方法はいくつかありますが、どの補修方法が適切かは劣化症状は劣化の進行具合によって異なります。
外壁補修をご検討中の方はぜひ当社までご連絡ください。