「断熱塗料の効果を知りたい」「断熱塗装したいけど、費用はどれくらいかかるのか」のように、断熱塗料の効果を詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、断熱塗料の仕組みと断熱塗料のメリット・デメリットについて分かりやすくお伝えします。
□外壁の断熱塗料とは?
断熱塗料とは、太陽の熱を反射したり熱を効率よく放熱したりすることで、熱を伝えにくくする機能をもった塗料のことをいいます。
太陽光といわれると、多くの人が紫外線をイメージするのではないでしょうか。
しかし、熱をもっているのは紫外線ではありません。
太陽光が熱いのは、赤外線が含まれているからです。
熱の伝導率を下げる成分で空気層をつくることで断熱性が高められます。
屋根や外壁で受けた熱が屋内へ伝わるまでの時間を長くすることで、室温の急上昇を防げます。
また、赤外線を反射しそもそも塗装面の温度を上げさせない機能も備わっているため、より暑さを軽減できるのです。
□断熱塗料のメリット・デメリット
*断熱塗料のメリット
まず、断熱塗料には外気の影響を受けにくくする機能があります。
夏は室内の温度の上昇を抑えてくれ、冬は室内の温度を保ってくれます。
そのため、一年中快適に過ごせます。
また、快適な室温を保ってくれるため、冷暖房を効率よく使用できます。
これは、光熱費を抑えることにつながります。
さらに、断熱塗料は一般的な塗料と比べて、隙間なく覆われており表面が厚いです。
そのため、内部からの音漏れを防げます。
加えて、空気の振動を軽減してくれるため、音も小さくなります。
*断熱塗料のデメリット
まず、断熱塗料は他の一般塗料に比べて価格が高いです。
耐用年数が15年~20年程度と耐久性に優れています。
一方で、安価なウレタン塗料やシリコン塗料は、耐用年数が5年~7年のため、一時的な出費が大きくても、断熱塗料のほうが経済的と考えられます。
また、近年は断熱材を使用した住宅がメジャーになっています。
そのため、外壁塗装に断熱塗料を使用したとしても、効果を実感しにくい場合があります。
□まとめ
今回は、断熱塗料の仕組みと断熱塗料のメリット・デメリットについてお伝えしました。
断熱塗料を使用することで外気の影響を受けにくくなるため、一年中快適に過ごしやすくなりますが、価格が高いことも事実です。
今回お伝えしたメリット・デメリットを参考にして、ご自宅の塗料選びにご活用いただければ幸いです。