皆さんは、「メンテナンスフリー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
近年では、外壁選びの際にしばしばメンテナンスフリーという文言が使用されていますが、具体的な意味合いをはき違えてしまっている方も多く存在します。
今回は、メンテナンスフリーの外壁材について詳しくご紹介します。

□メンテナンスフリーの外壁材は存在する?

先に結論を申し上げると、メンテナンスフリーの外壁材は存在しません。
様々な場面でメンテナンスフリーの外壁材を勧められますが、それは完全にメンテナンスをする必要がないというわけではないのです。
この場合、基本的には「メンテナンスの手間を減らせる」「耐久性が高い」といったような意味合いだと覚えておきましょう。

例えば、雨水を利用して表面をコーティングすることで汚れをつきにくくしたり、紫外線で汚れを分解したりする機能には、メンテナンスフリーという文言が使われがちです。
実際、塗り替えの時期を先延ばしすることができたり、日々の手入れを軽減できたりといったメリットはありますが、全くメンテナンスが必要ないというわけではありません。

また、タイルや鉄筋コンクリートなど、耐久年数が長い外壁材も存在します。
タイルはほとんどメンテナンスの必要がありませんが、目地のコーキング補修が定期的に必要です。
また、鉄筋コンクリートは外壁の寿命が非常に長い分、ひび割れて劣化する可能性にも考慮が必要でしょう。

外壁材や塗料を高性能のものに変更したり、劣化の原因を理解したりすることで、メンテナンスの頻度を減らすことができると覚えておきましょう。

□外壁をメンテナンスフリーに近づける方法は?

先ほどご紹介した内容に付随して、ここからは外壁をメンテナンスフリーに近づける方法をご紹介します。
ポイントは以下の2点です。
1.外壁に耐候性の高い塗料を塗って外壁材そのものの耐候性を高める
2.目地の耐候性を上げて長持ちさせる

まず1つ目は、既存の外壁の耐候性を上げることです。
近年では高い機能をもつ塗料も増えてきており、それらを塗布することで外壁のメンテナンス性をさらに高めることができます。

2つ目は、目地の耐候性を上げて長持ちさせることです。
地震などによって硬い外壁材にひびが入ることを防ぐ機能を持ち、シーリング目地とタイル目地の2種類が存在します。

これらを用いて外壁材そのものの耐候性を高めることでメンテナンスフリーに可能な限り近づけていくと良いでしょう。

□まとめ

今回は、メンテナンスフリーの外壁材について、その存在の有無やメンテナンスフリーに近づけるための方法をご紹介しました。
当社では、千葉県全域の塗装全般、シーリング工事、ベランダ工事を行わせていただいております。
完全自社施工を行っておりますので、ぜひとも安心してお問い合わせください。