
このたびは弊社に本工事をご用命賜り、誠にありがとうございました。下記のとおり全工程が完了いたしましたので、各工程の施工内容と仕上がりを、解説および写真にてご報告申し上げます。
■ 工事基本情報
| 工事対象 | 工場1号棟、工場2号棟、SR室、電気室 屋根面積:2724㎡ 外壁面積(指定範囲):2383㎡ 総面積:約800坪 |
| 工事詳細 | 外壁塗装工事、屋根塗装工事、屋根明り取り工事、外壁明り取り工事、雨樋交換、遮熱塗装工事、雨漏り補修工事、その他改修工事 |
| 施工場所 | 千葉県香取市 |
| 総工事費 | 5,300万円(税別) |
| 施工期間 | 2026年1月12日 ~ 2026年4月6日 |
■ 工事範囲の内訳
・1号棟:屋根塗装、外壁塗装、明り取り・排煙窓の交換、雨樋工事
・2号棟:屋根塗装(錆処理含む)、板金補修、外壁塗装、外壁明り取り、雨樋工事
・SR室:耐熱塗装による屋根塗装、壁塗装、雨樋工事
・電気室:屋根塗装、外壁塗装、雨樋工事
※全施工範囲に関して雨漏りの発生があり、雨漏りを止めるのも施工の目的である。
■ 使用主要材料と役割
| 材料名 | 役割 |
| ルビゴール | 錆下処理材。既存の錆の進行を化学的に抑える(2回塗り) |
| ハイポンファインプライマーⅡ | 下塗り材。錆止め機能を持ち、素地と上塗りの密着を確保 |
| サーモアイプライマー | 中塗り材。遮熱塗料専用で、上塗りの遮熱効果を引き出す下地 |
| ニッペ サーモアイSI | 上塗り材(遮熱塗料)。赤外線を反射し、屋根面温度の上昇を抑制 |
| ポリカエース(住友ベークライト) | 採光パネル材。耐衝撃性ポリカーボネートで明り取り部に使用 |
■ 塗装の基本フロー
| ① 高圧洗浄 | 旧塗膜の汚れ・劣化部を洗い流し、下地を整える |
| ② ケレン作業 | 錆・旧塗膜を削り落とし、塗料の密着性を高める |
| ③ 錆処理(2号棟) | ルビゴールで錆の進行を止める(必要箇所/2回塗り) |
| ④ 下塗り | ハイポンファインプライマーⅡで防錆+密着層を形成 |
| ⑤ 中塗り | サーモアイプライマーで遮熱性能の下地をつくる |
| ⑥ 上塗り 1回目 | ニッペ サーモアイSIで仕上げ1層目 |
| ⑦ 上塗り 2回目 | 同材を重ねて所定の塗膜厚を確保。仕上がり |
工場1号棟での各種工事内容
1号棟では、屋根・外壁の全面塗装に加え、採光パネルと排煙窓の更新、雨樋の入れ替えを実施いたしました。老朽化による漏水リスクを抑制し、建屋の外観と機能性の双方を回復することを目的としております。
【本章の実施事項】
・屋根・外壁:下塗り・中塗り・上塗り2回の4工程で仕上げ、遮熱塗料「ニッペ サーモアイSI」を採用
・止水対策:事前の散水試験で漏水経路を特定し、該当箇所にコーキング処理を併用
・設備更新:明り取り(ポリカエース)および排煙窓を新規材に交換
・排水系統:既存雨樋を撤去し、新規雨樋を設置
▍ 屋根塗装工事
塗装材料の搬入
| ・搬入材料:本工事で使用する塗料一式 |
高圧洗浄
| ・目的:塗装前に付着物を一掃し、新しい塗料がしっかり密着する状態に整えること・作業内容:高圧の水で汚れ・カビ・白い粉(チョーキング)・弱った旧塗膜を洗い流す |
水当て確認後梁が上から下に流れているのでそこに当たると水が室内に侵入する事が分かりました
大体竪樋の位置辺りに水切り的にコーキングを厚く施工し中に流れるのを防止する処置をしました
その他Cチャンの根元や屋根の継ぎ目もコーキングで埋めました
ケレン作業(下地調整)
| ・目的:塗・目的:旧塗膜や錆を物理的に除去し、新しい塗料が密着する下地をつくること ・作業内容:手工具により、表面の錆・汚れ・浮いた塗膜を丁寧に削り落とす |
下塗り塗装
| ・目的:素地(鉄部)の防錆と、上塗り塗料との密着性を確保すること ・使用材料:錆止め機能付き下塗り材「ハイポンファインプライマーⅡ」(変性エポキシ樹脂系) ・ポイント:仕上がりの耐久性を支える重要な下地層。均一に塗布 |
中塗り塗装
| ・目的:上塗り(遮熱塗料)の性能を最大限引き出すための下地調整 ・使用材料:遮熱塗料専用中塗り材「サーモアイプライマー」 ・ポイント:専用中塗りと組み合わせることで、遮熱効果を十分に発揮させる |
上塗り 1回目
| ・目的:仕上げ塗装の1層目を形成し、色・艶・機能の基本層をつくること ・使用材料:遮熱塗料「ニッペ サーモアイSI」 ・ポイント:太陽光の赤外線を反射し、夏場の屋根表面温度の上昇を抑える |

上塗り 2回目(仕上げ)
| ・目的:所定の塗膜厚を確保し、耐候性・遮熱性能・美観を最終的に仕上げること ・使用材料:遮熱塗料「ニッペ サーモアイSI」 ・ポイント:2回塗りによって色ムラを抑え、長期の耐久性を担保 |
屋根 施工後の状態
| ・仕上がり:遮熱塗料による淡色の仕上げ。外観刷新と屋根面温度の低減を両立 |
▍ 外壁塗装工事
ケレン作業(下地調整)
| ・目的:旧塗膜や錆を物理的に除去し、新しい塗料が密着する下地をつくること・作業内容:電動工具・手工具により、表面の錆・汚れ・浮いた塗膜を丁寧に削り落とす |
下塗り塗装
| ・目的:素地(鉄部)の防錆と、上塗り塗料との密着性を確保すること ・使用材料:錆止め機能付き下塗り材「ハイポンファインプライマーⅡ」(変性エポキシ樹脂系) ・ポイント:仕上がりの耐久性を支える重要な下地層。均一に塗布 |
中塗り塗装
| ・目的:上塗り(遮熱塗料)の性能を最大限引き出すための下地調整・使用材料:遮熱塗料専用中塗り材「サーモアイプライマー」・ポイント:専用中塗りと組み合わせることで、遮熱効果を十分に発揮させる |
外壁補修
| ・目的:外壁の穴・割れを塞ぎ、塗装後も止水性を維持すること ・作業内容:小規模な穴はコーキングで充填、大規模な欠損は板金を重ねて補修 ・ポイント:補修箇所の上から塗装することで、外観も一体化 |
上塗り 1回目
| ・目的:仕上げ塗装の1層目を形成し、色・艶・機能の基本層をつくること ・使用材料:遮熱塗料「ニッペ サーモアイSI」 ・ポイント:太陽光の赤外線を反射し、夏場の屋根表面温度の上昇を抑える |
▍外壁 明り取り・排煙窓 交換工事
こちらの明り取りは既存の者がガラス製で、地震等の揺れで割れて落下したら危険な為、既存撤去後にポリカーボネートの波板に変更、色はクリヤーだと中が明るすぎて作業に支障が出るのと、暑くなってしまうので、一番日光を中に入れない色を選定させて頂きました。
排煙窓も同様です
◆ 使用材料は住友ベ―ライト株式会社/ポリカエース使用
【外壁明り取り施工前】

現時点で割れているのでとても危険な状況でした。
【既存明り取り撤去】

【明り取り施工中】

明り取り施工後
【排煙窓施工前】

【排煙窓既存撤去】

【排煙窓施工】

【排煙窓固定金具取付】

【排煙窓コーキング施工】

排煙窓施工後

▍ 雨樋工事
屋根上の樋工事 既存撤去作業後
雨樋工事
| ・目的:雨水を所定の排水経路に導き、外壁・基礎への垂れ流しを防止 ・作業内容:既存雨樋の撤去 → 新規雨樋の設置 |
◆ 施工中
水当て確認(散水試験)
| ・目的:雨水の侵入経路を事前に特定し、止水処理の計画に反映すること ・作業内容:屋根や外壁の継ぎ目・開口部周辺に実際に水をかけ、室内への浸入を目視確認 ・ポイント:雨漏りリスクを事前に洗い出すことで、本工事後の再発を抑止 |
▍ 施工後全景
施工後の状態
| ・仕上がり:全工程完了後の状態 |
工場2号練での工事内容
2号棟は経年による錆および腐食の進行が顕著であったため、通常の塗装工程に加え、錆の進行を止める化学処理と、腐食部の板金補修を併用いたしました。散水試験においても複数箇所から雨水の侵入が確認されたことから、段階的な止水処理を重ねて実施しております。
【本章の実施事項】
・錆処理:錆転換剤「ルビゴール」を2回塗りで塗布し、既存の錆を安定化
・板金補修:欠損の著しい屋根先端部に板金を重ねてビス固定+コーキング止水
・止水処理:棟板金・ビス周り・明り取り取り合いに複数回のコーキング処理
・塗装仕上げ:下塗り・中塗り・上塗り2回の4工程。遮熱塗料で仕上げ
▍ 屋根塗装工事
