
千葉県千葉市稲毛区の工場敷地内で、排水桝の入れ替え工事を行いました。「排水の流れが悪く、掃除をしても改善しない」というご相談に対し、既存配管の勾配を実測。流れ方向へ勾配を付け直し、コンクリート製の桝を塩ビ製の小口径桝2か所へ交換しました。
桝の交換だけでなく、配管の接続、埋戻し・転圧、土間コンクリートの復旧まで一連の工事として実施しています。今回の工期は1日です。
ご依頼内容と施工概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 千葉県千葉市稲毛区 |
| 建物・施工場所 | 工場敷地内 |
| 工事種別 | 排水設備工事(排水桝入れ替え)、土間コンクリート復旧 |
| ご相談内容 | 清掃しても改善しない排水の流れの悪さ |
| 新設した桝 | 塩ビ製 小口径桝(Φ150×Φ100)2か所 |
| 主な施工 | 既存桝の斫り撤去、配管勾配の実測・敷設し直し、桝の新設、埋戻し・転圧、土間復旧 |
| 工期 | 1日 |
排水の流れを妨げていた、2つのポイント
現地では、既存配管の流れ方向への勾配が不足し、水が溜まりやすい状態になっていました。また、古いコンクリート桝は内面が粗く、汚れが付着していました。そこで、桝の材質を変えるとともに、接続する配管の勾配から見直す方針で改修しました。
排水管は高さの差を利用して水を流すため、桝を交換する際にも前後の配管との関係が大切です。今回は土間を斫って管を掘り出し、既存の状態を実測したうえで新しい管を敷設しています。
施工前後と工事の様子
① コンクリート桝から塩ビ製の小口径桝へ
Before|既存のコンクリート桝

After|桝2か所の交換・土間復旧後

② 既存の桝を撤去し、新しい桝と配管を据え付け
施工中|既存桝・配管の撤去

施工中|新しい桝と配管の据え付け

③ 既存配管の勾配を実測し、改修後に土間を復旧
改修前の確認|水平器で勾配を実測

配管改修後|土間復旧・蓋の取り付け前

④ 着工前から完成までの全体の変化
Before|養生・既存桝の開放

After|新設桝の蓋を取り付けて完了

施工担当者より
今回のポイントは、桝を新品にすることに加え、排水が流れるための勾配を整えたことです。既存の配管に水平器を当てて状態を実測し、新しい桝と配管を一緒に納め直しました。土間を斫って掘り起こす工程は必要でしたが、地中の配管まで手を入れることで、流れが悪かった原因に対応しています。
桝には内面がなめらかな塩ビ製を採用し、2か所を交換しました。配管接続後の埋戻し・転圧から土間復旧まで行い、その日のうちにお引き渡ししています。竹山美装では塗装だけでなく、工場・倉庫まわりの排水、外構、板金、防水などのご相談にも対応しています。
お客様の声
掃除をしても排水の流れが良くならず、桝を交換するだけで直るのか気になっていました。今回、地中の配管の勾配まで見直してもらい、どこに原因があったのかが分かりました。桝の交換から床の復旧までまとめて対応してもらえるので、工場まわりの困りごとを相談しやすいと感じます。
事例から学ぶコラム|工場の排水桝改修で押さえたいコツ
清掃しても流れが戻らないときは、管まで確認する
排水桝の中を掃除しても水の流れが改善しない場合、桝の汚れだけを原因と決めつけず、つながる配管の状態も確認したいところです。管の途中にたわみや詰まりがないか、流れの方向に必要な高低差があるかで、改修する範囲は変わります。今回の千葉市稲毛区の工場では、既存のコンクリート桝を撤去する際に配管を露出させ、水平器を当てて勾配を実測しました。既存配管は流れ方向の勾配が足りず、水がたまりやすい状態でした。相談時には「いつ、どこで水が残るか」「清掃後も同じ症状が出るか」を伝えると、現地で調べる箇所を絞りやすくなります。ただし、原因は現場ごとに異なるため、勾配だけで判断することはできません。
桝の交換と配管のつなぎ直しを一緒に考える
桝を新しくしても、前後の管の高さや接続が合っていなければ、流れの問題が残る可能性があります。一般に改修計画では、既存管の位置と高さ、排水の行き先、桝を設ける位置、点検できる納まりを一続きで確認します。今回の工事では、古いコンクリート桝を斫って撤去し、塩ビ製の小口径桝を2か所新設しました。あわせて排水管と継手を敷設して既存管に接続し、流れ方向への勾配を付け直しています。桝の大きさや管の勾配は、既存設備や排水条件に合わせて選ぶ必要があります。管の状態を見たうえで、交換する範囲を決めることが大切です。
工事日と車両を通す日を分けて段取りする
工場内の排水改修は、掘削する場所が搬入路や作業動線に重なることがあります。事前に通行を止められる範囲、資材の搬入経路、養生場所を確認し、必要なら迂回や作業時間の調整を考えます。今回の工事は、土間を斫って既存桝を撤去し、配管と桝を据え付けた後、埋戻し・転圧をしてコンクリートを復旧しました。工期は1日です。工事前には設備担当者だけでなく、搬入や製造を担当する方とも予定をすり合わせておくと、必要な通路や立入制限を共有しやすくなります。ただし、1日で施工を終えたことと、直後から車両を通せることは別です。復旧したコンクリートは、使用材料や気温、荷重などを踏まえて養生し、通行再開の時期を現場で確認する必要があります。相談時には「施工を終えたい日」に加え、「その場所をいつ、何が通るか」まで共有しておくと、操業への影響を見積もりやすくなります。
完了後も桝を見られる状態にしておく
桝は工事が終わった後の点検口でもあります。蓋の位置を把握し、周囲に物を置き続けないようにすると、水のたまりや汚れに気づいたときに確認しやすくなります。普段と異なる滞水や臭いが出た場合は、清掃で改善するかを見ながら、繰り返すなら管を含めた調査を相談してください。今回のように桝と配管を更新した後も、施設の使い方や流入するものに合わせて清掃・点検を続けることが大切です。工事前の症状と改修箇所を記録し、同じ場所で変化がないかを継続して見ることが、次の判断に役立ちます。
工場・倉庫の排水不良や、敷地内の設備改修でお困りの際は、現在の症状や作業動線も含めてご相談ください。竹山美装へのお問い合わせはこちら。
