外壁は住宅の見た目に大きく関わってくる部分のため、こだわりたい方も多いと思います。
しかし、実は外壁材にはそれぞれ機能面に特徴があり、外壁材を選ぶ際には機能についても重視すると失敗が少なくなります。
そこで今回は、サイディングの種類と特徴、そして家の形とサイディングのおしゃれな組み合わせについてご紹介します。
□おしゃれな外壁に!まずはサイディングの種類とそれぞれの特徴を知ろう!
サイディングには主に4つの種類があります。
1.窯業系サイディング
2.金属系サイディング
3.木質系サイディング
4.樹脂系サイディング
窯業系サイディングの原料は主にセメントで、そこに木片や繊維などを混合します。
このサイディングは、外壁材の中でも最もよく使われている外壁材です。
そのため、デザインに関しても多くの製品が流通しています。
特徴としては、耐震性と防火性に優れていることが挙げられます。
また、カラーバリエーションも豊富に展開されているため、デザイン性を求めるという方にはおすすめのサイディングです。
次に、金属系サイディングですが、これは表面が金属の素材でできていて、裏面が断熱材でできているサイディングです。
金属からできているため、構造的にとても丈夫です。
特徴としては、防音性と防火性に優れていることが挙げられます。
このサイディングに関しても、デザインやパターンは豊富です。
モダンな家にしていきたいという方や耐震性を求めているという方にはおすすめです。
3つ目は、木質系サイディングです。
これは、天然の木に塗装を施したサイディングです。
吸湿性を保つために、木の呼吸を遮らない加工になっているものがほとんどです。
特徴としては、空気を含むため断熱性に優れている点が挙げられます。
また、人工のものとは違った木の風合いを感じられるため、和の雰囲気の家にしていきたいという方にはおすすめです。
最後に、樹脂系サイディングですが、これは塩化ビニル樹脂を原料としています。
日本においてはあまり普及していないサイディングです。
特徴としては、腐食やサビ、色褪せ、塗膜の剥がれなどが発生しないといった経年劣化に強いことがあげられます。
以上の特徴があるため、頻繁なメンテナンスの必要がないサイディングを探しているという方にはおすすめです。
□おしゃれに仕上がるサイディングと家の形の組み合わせをご紹介!
まずは、スクエア型の家に合うサイディングをご紹介します。
スクエア型の家には、シンプル、モダンというイメージがあるかと思います。
そのため、スタイリッシュな印象のある金属系サイディングとの相性が良いです。
特に、白や黒などのシンプルな色を使えば、そのイメージを強くしてくれます。
次に、凹凸が多い家に合うサイディングです。
凹凸が多い家には、豪華で複雑といったイメージがあるかと思います。
そのため、色使いはシンプルにした窯業系サイディングとの相性が良いです。
全体としては、白やベージュのサイディングを使い、アクセントとしてレンガ調のものを使うとよりおしゃれに仕上がります。
□まとめ
今回は、外壁サイディングの種類とおしゃれな家の形との組み合わせについてご紹介しました。
サイディングには、窯業系、金属系、木質系、樹脂系の4種類があり、それぞれに長所があることが理解できたと思います。
また、どんなサイディングを使うのかはその機能面だけでなく、家の形も合わせた見た目も考えて決めていくのがおすすめです。
今回ご紹介したことを参考に、おしゃれな外壁を実現してみてくださいね。