サイディングとは、建物の外壁材の一種です。
サイディングを選ぶときに考えることになるのが「厚さ」であり、多くの方は14mmを選択します。
しかしサイディングの厚みや見た目や性能に関わるため、慎重に選ぶ必要があります。
当記事ではサイディングの厚さにはどのような幅があるか、厚さによってどのように変わるのかについて紹介します。

□サイディング外壁の厚さの種類

・14mm

現在販売しているサイディングの中で最薄のサイディングです。
価格が手ごろであり、主流となっています。

なお、施工時に釘で打ち付けるため、見た目が悪くなってしまうこともあります。
またひび割れも起こりやすく、耐久性も低いです。

・15mm

施工時に釘で打ち付けずに金具で固定します。
そのため見た目が美しく仕上がります。
15mm以上のサイディングになると、デザインの種類も一気に増えます。

・16mm

15mmのサイディングと大きな違いはありません。
ただし耐火性は向上します。

・18mm

一般的にあまり使用されない厚さです。
価格の高さのわりに16mmのものと大差ないとさえ言われています。
ただし厚みのあるデザインが可能になります。

□サイディングの厚さが違うと何が変わる?

厚さで変わる点は主に3つあります。

・施工方法

厚さによって、工法は「釘止め工法」と「金具止め工法」に分けられます。
具体的には、15mm未満のボードは前者、15mm以上のものは後者で施工されます。
強度が高いのはもちろん15mm以上の厚みのある工法です。

・仕上がりやデザイン

釘止め工法では表面から釘が見えるため、塗装と同じ色で補修します。
しかし、それでも釘が見えてしまうことも。

15mm以上のボードにして金具止め工法を選択すれば、表面に金具が見えません。
仕上がりやデザインの観点からは、15mm以上がおすすめです。

また、先述したように、15mm以上のサイディングボードからは、デザインが豊富になります。
厚いほどデザインに重厚感が出るため、この観点からも厚い方が良いでしょう。

・耐火性

厚みのあるサイディングボードほど、耐火性が高くなります。

以上が厚みによる違いです。
総括すると、厚いサイディングボードには多くのメリットがあります。

□まとめ

サイディング外壁の厚さは、14~18mmと幅広いです。
最も一般的なのは14mmですが、性能面を考えると15mm以上がおすすめです。
具体的には以下のメリットがあります。

・耐火性が上がる
・仕上がりやデザインが変わる

当社では外壁塗装を行っています。
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