住宅では見た目が重要ですが、そこで考えなければならないのが外壁材です。
一方で、どのような外壁材があるのか、その種類について知らない方も多いでしょう。
当記事では外壁材の中でも塗り壁について、その特徴やメリット、導入前に気をつけておきたい点を紹介します。

□塗り壁の特徴とは？

＊塗り壁とは

土や漆喰などの素材を下地に塗り上げて壁を作る、日本の伝統的な工法です。
ここで一番最後に塗った素材が土であれば土壁、漆喰であれば漆喰壁と呼ばれます。

＊塗り壁のメリット

・独特の風合いを味わえる

タイルやサイディングといった、工場で大量生産される外壁材にはない味わいが最大の特徴です。
職人が手作業で作るため、独自の模様やデザインを表現可能です。

・つなぎ目がないため美しい

つなぎ目がないため、一体感のある美しい仕上がりにできます。

・和風にも洋風にも合う

和風だけでなく、洋風の家にもよく合います。
洋風の家を建てたい方は、ぜひ検討してみてください。

・サイディングでは難しい曲面の壁にも施工できる

手作業で完全オーダーメイドで作るため、曲面にも施工できます。
壁が曲面でサイディングやタイルの使用が難しい場合、塗り壁を検討してみてはいかがでしょうか。

・脱臭、殺菌作用をもつ

塗り壁には、家の臭いを取り除く脱臭効果があります。
また、漆喰は強アルカリ性であるため殺菌作用もあります。

□後悔しない塗り壁のポイント

・表面にセルフクリーニング機能を持った塗料を施工する

塗り壁には細かな凹凸が多いため、この部分に砂埃や排気ガスが溜まりがちです。
さらに塗り壁は単色で仕上げることが多く、他の外壁材に比べ汚れが目立ちやすくなっています。

そこで大切になってくることが、こまめに手入れすることです。
さらに表面にセルフクリーニング機能のある塗料を施工すれば、塗り壁も綺麗に保てます。

・定期的に外壁の割れをチェックする必要がある

塗り壁の外壁は、他の外壁材に比べひびが入りやすくなっています。
そのため、定期的にひびが入っていないかチェックする必要があるでしょう。
こまめに手入れすることになりますから、その際にひび割れをチェックすると効率的です。

□まとめ

土や漆喰で仕上げる塗り壁には、以下のメリットがあります。

・脱臭、殺菌作用がある
・独特の風合いを味わえる
・つなぎ目が無く美しい
・和風にも洋風にも合う
・曲面の壁にも施工できる

一方、塗り壁では定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
メリット・デメリットの双方を理解し、塗り壁の導入を検討してください。