モルタル仕上げの外壁のメリット・デメリットとメンテナンスのポイントをご紹介します

モルタルの外壁は1990年程前までは、住宅の外壁の主流として多く用いられていました。

しかし、近年ではサイディングの外壁がメインとなり、モルタルは徐々に減少しています。
今回は、外壁をモルタルにするメリット・デメリットと、メンテナンスのポイントについてご紹介します。

□モルタル仕上げのメリット・デメリット

モルタルは、施工方法や混ぜる砂・繊維といった素材の組み合わせ方だけではなく、仕上げ方法にも多くの種類があります。
サイディングの外壁に見られる継ぎ目がないため、仕上がりが美しく劣化しづらいです。
職人の手作業で仕上げられることが多いため、デザインの自由度が高く、細かい質感や風合いも実現できます。

また、金属製の外壁だと、太陽光によって外壁自体の温度が上昇するため、室内の温度にも影響を与えやすいです。
そのため、断熱効果のある塗料を検討する必要があります。

しかし、モルタルの外壁だと、金属のように熱くなりません。
断熱効果のある塗料を加えることで、夏場はより涼しく快適に生活できます。

モルタルの外壁にする最大のデメリットは、ひび割れが生じやすいことです。
モルタルは防水機能が優れていません。
湿潤と乾燥を繰り返すと、ひび割れや剥がれが生じやすくなります。
その隙間から雨水が浸透すると、外壁材の劣化にもつながるため、建物の寿命を縮める原因になるのです。

また、メリットで、職人が手作業で仕上げると申し上げましたが、これはデメリットにもなりえます。
職人の技術力や経験によって、仕上がりの良し悪しが左右されるのです。
自分の求めている風合いを実現するためにも、当社のように実績のある職人がいる外壁塗装会社に依頼しましょう。

デメリットでも申し上げましたように、ひび割れが生じやすいことに加えて、モルタルは表面が凸凹しているため、汚れが付着しやすいです。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。

モルタル自体の耐用年数は15年～30年ですが、表面は5年～15年です。
10年程経過すると劣化症状が出始めるため、遅くとも15年以内に塗り替えをすることをおすすめします。

今回は、外壁をモルタルにするメリット・デメリットと、メンテナンスのポイントについてご紹介しました。
デメリットから、モルタルを選択する人が少なくなっていますが、モルタルだからこそ出せる質感や風合いがあります。
外壁の選択肢として、モルタルを検討してみてください。